ささら(簓)とは、竹の先を細かく割ったもののこと。さらさらと音がすることから、この名が付いたと伝えられ、日本では昔から竹細工の一技法として用いられています。ささらづくりの作業は、俗に「腰を折る」とも呼ばれます。幾重にも腰を折られた竹は、やわらかく撓い、ゆるやかな曲線を描きます。竹細工ならではのやさしさを秘めたあかりです。